丙午(ひのえうま)という干支を、ご存知の方はどれだけいるだろうか。
丙午。六十年に一回訪れるこの干支は、古くから出生率の少ない干支で有名である。
その理由はいくつかあるらしいが、僕の聞いたのは、この年に生まれた女性は、男を食う、というもの。
激情型の感情を持つ子供が生まれやすいとされるこの干支は、女性も例外なく活発で男勝りな方が多い。そのため、女児が生まれることを嫌った昔の人たちは、この年に子供ができないようにしていた、ということらしい。
で、その年(昭和41年。西暦1966年)に生まれた僕はと言えば、思い返すと確かに同級生の女性は強かった、という印象しかない。
小学校の頃から、はっきりと僕らの学年には何かしらの差があった。
人数が圧倒的に少ない。他の学年が6クラスはあるところが、僕らの学年は4クラスしかなかったりする。
そんな人数の格差は、人生のあらゆるイベントで、少なからず有利に働いていた気もしないでもない。
高校受験、大学受験とも、現役受験生の数は圧倒的に少なかった。
就職のときは、バブルの弾ける直前で、受ける会社受ける会社、内定が出て止まらない。
受験と就職という人生の中の比較的大きなハードルで、恐らくほとんど苦労せずクリアしてきたのが、この丙午世代ではないかと思われる。
昭和40年代の生まれは、”新人類”などとも呼ばれた。
常に新しいものに囲まれ、比較的貧乏には無縁。
ファミコンの初期ドラクエとFF世代。
青い鳥症候群や、ピーターパン・シンドロームの世代でもある。
その丙午世代は、今年、47歳になる。
47歳と言えば、企業でも中核を成している(はずだ)。
この日本を引っ張っている中心的な世代であってもおかしくない年齢と、経験を持つ世代になった(はずだ)。
47歳。今、何してる。何を貢献してる? 逆に何をやらかした?
丙午というある種、特殊性のある干支の性格を持った者たちが、どう日本に貢献し、どう日本にダメージを与えたか。
こんなことも、徒然に綴ってみたいと思う。
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