2013年8月28日水曜日

丙午世代の功罪:笑いの殿堂、あの長寿番組も丙午

1966年。丙午の年。
この年、日本でも有数の長寿番組。
日本テレビの「笑点」が始まった。大喜利の初代の司会者は、あの立川談志さん。もちろん、談志さんが司会をしている姿は、僕の記憶にはない。

覚えているのは三代目司会者の三波伸介さん。「笑点」と言えば、三波伸介さんの貫禄の司会ぶりが脳裏に焼き付いている。この頃のメンバーで、今も元気はつらつ健在の桂歌丸さんと、三遊亭小圓遊さんの掛け合いが面白かった。いつもお互いをけなし合う掛け合いは、伝統的なものなのだろうか。今も、「笑点」メンバーに受け継がれている。



座布団運びと言えば、松崎真さんだった。でも、調べてみると彼は五代目。桂米助さんとか、その前に座布団運びをやっていた。そういう時代もあったのだなぁ。
今の山田隆夫さんも、見慣れたせいか面白い。林家たい平との掛け合いで、身体を張っている。座布団運びもエンターテイメントの一つであることを示している。

こうした長寿演芸番組として、47年間毎週毎週放送されている「笑点」。
ふと見ると、女性の出演者がいない。
やはりここにも、丙午の迷信が色濃く残っているのだろうか。
ゲストで女性芸人が出ることはあっても、レギュラーで女性はいない。

それもそのはずか。もともと落語家の登竜門的な番組。男性が圧倒的な世界だ。女性の登場は期待しても難しかっただろう。



ほとほと丙午の迷信は、何かとついてまわるようだ。
男性よ強くなれという暗示なのかもしれない。
そう言えば、先に紹介したウルトラマンも、圧倒的に男性ばかりで女性は少ない。
そうか、そういうことなのかもしれない。これが丙午の宿命なのだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿