2013年9月11日水曜日

丙午世代の功罪:ビートルズがやってきた!!

1966年6月29日。
丙午(ひのえうま)のこの年、世界的なロックバンドである、ビートルズが来日した。
僕の生まれる4か月ほど前だ。

当時は、相当な熱狂ぶりで、ポールやレノンを見るや、失神するファンが続出したという。
今もジャニーズとかで悶絶失神するファンが後を絶たないらしいから、こういうところは今も昔も変わらないのだ。
ビートルズ、と言っても、どうも僕にはなじみがない。
もともと洋楽は興味がないのだ。
高校生の時に、ビリー・ジョエルを少し聞いた。
でも、はまることはなかったなぁ。
音楽は音と詩で構成されている、としたら、詩を重視。根っから、言葉のほうを好んでいた。

ビートルズ02

さて、ビートルズの熱狂ぶりに日本は湧いた。
この時、ビートルズが演奏したのは、武道館。
それまでは、武道館がバンドの演奏に使われることなどなかった。
ビートルズが武道館で演奏した初めてのロックバンドとなったのだ。

今でこそ、「ロックの殿堂」と呼ばれる武道館だが、そもそもは「武道」をするから「武道館」。
武道は、これは神の前で行う神技に近い意味合いがあったので、ロックバンドの会場にするなどとは、とんでもない、という意見も少なからずあったという。
それをポールか誰かが、「僕らも伝統芸能。イギリスでもし日本の武道を開催すると言ったら、イギリス国民はすごく喜ぶと思う」といったような発言をして、その心の広さを魅せつけてくれたというエピソードもある。

ビートルズ01

なにしろ、この丙午の年に、世界を湧かせたロックバンドは、武道しかしなかった「神聖な」場所で、ロックを奏でた。これは、日本においてはすごいカルチャーショックだったに違いない。
その年に生まれた僕は、別にロックにはかぶれなかったが、しかしやっぱりビートルズの曲はいいね、とは思っている。
そう、ビートルズはもはや誰にとっても永遠なのだ!

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